2010年1月15日金曜日

「アバター」観てきました。

2010…なんという未来的な数字の並びだ…。

というわけで今年最初の原稿を無事上げたあと、つーちゃんと映画「アバター」を観に行ってきました。
観る前は一抹の不安が。
「これが3Dメガネか…なんだか頭にあわねーな…こんなの着けたまま3時間も座ってられるのか?…なんかチラチラすると思ったら、予告編は2Dじゃね〜か!」

しかし映画が始まってしばらくすると、もはやメガネとか3Dとか忘れて観てました。
異星のジャングルとか、セットとか使ってないはずだから全部CGだと思うんだけど、その実在感がすごい!
「キングコング」の時もリアルなCGだなぁと思ったものですが、情報量が多すぎて頭で認識しきれない感じがしました。
それが「アバター」ではすべての視覚情報が自然に認識できる。これが3D映画の威力なのでしょうか!?
物体を透過する光や影、水の表現に嘘っぽさがない。CGにありがちな動きの軽さや誇張がない。
原住民ナヴィの表情もすばらしく、途中からは完全に人間のように感情移入して観ることができました。

演出・構成的には「T2」ほど劇的で印象に残るシーンはありませんが、「異世界ものSF」なので、オーソドックスに作ってより「自然に理解される」事を選んだのでしょう。

個人的には、主人公が翼竜で飛ぶ試練をクリアした次のシーンで仲間と編隊飛行するシーンが胸に「グッ」と来ました。
なぜグッと来たのかは謎。
スターウォーズのデススター攻略戦でも泣いたし、僕は編隊飛行に弱いのだろうか。
でもスカイ・クロラを観た時は何ともなかったのだが。

登場人物では傷だらけの古兵、マイルズ大佐がよかった。
悪役なんだけど、最後までしぶとく主人公たちの前に立ちはだかってパワードスーツで大暴れするところはしびれた。
プログラムに載っていたインタビューなどの大半は、事前にほかのメディアで読んだ内容だったのだけれど、マイルズ大佐を演じたスティーブン・ラングのインタビューは初見で、登場人物に対する深い洞察がありました。

興行的にも大ヒットしているようです。
まずはめでたし、めでたし。
ですが問題は、キャメロンがこのあと素直に銃夢の映画化に取りかかってくれるのかどうかですが…
下の記事の下の方に多数の企画の話が。(^-^;)

「アバター」をめぐるドタバタあれこれ。